中途採用中心から新卒採用への課程で

こんにちは!ASIA Linkの小野です。

今日は、品川にある企業様をご訪問してきました。
ASIA Linkからの紹介で、中国人留学生の内定が決まった企業様です。

人事ご担当者とお話をしながら、中小企業における「新卒採用」について気づきがありました。

この企業様は、高い専門生が必要とされる職務が多く、社員さんの多くもそれぞれが高い専門性を持って、それぞれ特定のポジションで活躍しています。
この企業様における「専門性」は、大学や専門学校等で習得できる内容ではなく(一部の大学で、専門的なコースが存在しますが)、ニッチな分野です。
そのため、これまでの人材採用も、同様の業種・職種で経験を積んできた方、つまり中途の人材の採用を行ってきました。

こうして形成されてきた集団は、専門性の高いベテラン社員の集団ですから、即戦力の集まりであり、クオリティの高い仕事がさくさくと進みます。
新人育成に費やされる時間も人手も必要ありません。

しかし。
年月が進むとどうなるか。
もちろん、みんな歳を取ります。
社員の平均年齢がどんどんあがります。
会社の「未来」を作る社員がいなくなるのです。

この企業様は、そこに大きな経営的危機感を持ち、昨年から新卒採用を開始しました。
毎年10人ずつ新卒を採用し、仮に一人も辞めなかったとしても、社員の平均年齢は上がっていく。
これが、現在の大きな経営課題だと、ご担当者は私たちに話してくださいました。

新人の人材育成に、時間と手間をかけてでも、会社の「未来」を作っていく人材を取り入れる方向へ舵を切ったのです。

専門性の高い集団に新人を取り入れていく。
簡単なことではありません。
今後はさらに、新人育成についての施策を社内で充実させていきたいと、ご担当者は意欲的に語っていらっしゃいました。

私たちも、微力ながら、この企業様の「未来」を作る新卒留学生のご紹介で、お手伝いしていきたと思いました。

私たちにとっても学びの多い1時間でした。
ありがとうございました!