創業8年目に入りました

今年も残すところ2週間。

日々のあまりの忙しさに、ちょっと立ち止まって考えたり、これまでの歩みやこれからの方向性をじっくり見つめる時間もとれないまま、怒涛の毎日に追われて仕事をしていました。

あれ?っと思ったら師走になっており、今年の創業記念日も過ぎてしまいましたが、遅ればせながら、今年の10月11日に創業丸7年を迎えることができました。
創業から今日まで、本当に数えきれないくらいたくさんの方々に助けていただき、ご縁をいただき、ここまで来たんだなあと、しみじみと感謝の気持ちを味わっています。

これまで何度か、「もうダメかも!」と思うような危機がありましたが、
その度に救世主のような方が現れたり、右往左往しているうちに何とかなってしまったり(そう思っているだけかもしれないけれど、とりあえず生きてる!)。
ASIA Linkのスタッフからは、「本当にあなたは運がいい人だ」と言われております(笑)。

個人事業として創業したのが2011年10月、株式会社になったのが2016年9月。
(写真は、創業して最初の5年間、事務所として使っていた部屋の入口)

少しずつですが、企業と留学生のマッチング数が増え、取引先企業が100社、登録留学生が4600人、というところまで来ました。

ASIA Linkでは、一人一人の留学生、1社1社の企業の伴走者として、丁寧なマッチングを日々愚直に行っていく、ということを行動の芯に据えて仕事をしてきました。
時間や労力を惜しまず、手間暇をかけることを「善」としてきたのです。
そして、一つでも多く、企業と留学生のご縁を作ることを目指してきました。

しかし、次第に、いまの方法でマッチングをしていくことに数の限界を感じるようになりました。一人のASIA Link社員が、一人の留学生と一つの企業にマンツーマンで向き合い、マッチングまでサポートを行い、その後のフォローも行っていく。1組のマッチングに相当の時間をかけています。
マッチング(ご縁)を増やすためには、ASIA Link社員が、体育会系の気力体力を持って働き続けないと、マッチング数は増えていかない。
社員も疲弊します。

私は、ASIA Linkの将来像として、「売上○億目標」とか「従業員を何人まで増やす」のような数値目標は考えていません。
ただ、企業と留学生のマッチング数は今の10倍は増やしたい。人材紹介の仕事をしている以上、両者に喜んでもらえるご縁を作ることが目的だからです。
そして、ASIA Linkに期待してくれている企業と留学生を待たせたくないし、がっかりさせたくない。
そのためには、一緒に目的を達成していくための仲間が必要です。すべてが「社員」という形なのかはわかりませんが、仲間は必要だと思っています。
そして、その仲間が疲弊せずに、毎日楽しく仕事ができる状態で、このマッチング数を高めていく仕組み作りが必要です。

これまでも、ITの活用や、役割の分業など、考えて考えていろいろな工夫をしてきました。でもまだまだだなあ、と思います。
自分の中で、何年か前から考えているプランもあり、それを実行する覚悟がなかなか持てなかったけれど、そろそろ次のステージへ進むために実行する時期に来ているのではないか、とも考えています。
ただ「数を増やす」のではなく、自分たちが「好き」で「得意」で「楽しい」と思える方法で。

10周年を迎えるまで、あと3年。

思い切って実行するかどうかは、自分の覚悟次第です。