こんにちは。ASIA Linkの小野です。
日本に、いま、外国人留学生が何人いるかご存知ですか?
在日留学生の人数は、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)が、毎年5月1日現在の データを翌年の3月に発表しています。
今確認できる一番新しいデータは、2014年3月に発表されたものです。
参照ホームページ → http://www.jasso.go.jp/statistics/intl_student/data13.html
それによると、外国人留学生の人数は13万5,519人(2013年5月1日現在)。
内訳は、日本の大学(大学院を含む)、短期大学、高等専門学校、専修学校(専門課程) 及び日本の大学に入学するための準備教育課程を設置する教育施設における、外国人留学生の 在籍人数です。
外国人留学生の人数は、統計を取り始めた1983年には約1万人でしたが、その後増え続け、 2010年には14万人を超えて過去最高を更新しました。
しかし、翌年の3.11東日本大震災をきっかけに、留学生の来日数は減少に転じました。 2013年5月の時点を見ても、まだピーク時の14万人を割り込んでいます。
ただ、多くの留学生が来日後最初に入学する「日本語学校」の在籍者は、この人数に含まれて いません。 この日本語学校生も含めると、16万8,145人(2013年5月1日現在)となり、2013年から人数が 再び増加に転じています。
この約16万8,000人が、「留学」という在留資格で日本に滞在している学生たちです。 (※日本語学校の学生は、2010年までは「留学」ではなく「就学」という在留資格でしたが、 2010年に「留学」に一本化されました。そのため、グラフ上も分けて集計されています)
政府は、2020年までに外国人留学生を30万人にまで増やす、いわゆる「留学生30万人計画」を 2008年に策定しました。 しかし、その実現は今の状況を見る限りでは難しいと感じます(審査を甘くしてどんどん留学ビザを許可すれば可能かもしれませんが・・・)。
世界中の優秀な若者が、留学生として日本をめざして来てくれるようにするためには、 日本社会が外国人をきちんと受け入れる土壌作りや、こてこての日本の会社組織をグローバル 仕様に変えていく等の変革が必要です。
この留学生の人数等についてのデータは、毎年3月に、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO) から発表されます。 留学生に関する様々なデータが載っていますので、ぜひ定期的にチェックしてみてください。
今日は、「留学生の人数」について書きました。 その他にも、国籍の内訳や、就職率、留学生が多く在籍する大学ランキングなど、ぜひ知って おきたい情報を、順次ご紹介していきたいと思います。