留学生のみなさん、こんにちは!ASIA Linkの小野(おの)です。
就活日本語ワンポイントレッスン。
今回のテーマは、
「いた」のか「いった」のか、どっち?
日本語の発音の中でも、難しい促音「っ」。
日本語では、促音が入るか入らないかで言葉の意味が違ってきます。
自分では「っ」を入れて話しているつもりでも、ときどき意味が伝わらないこともあります。
今日は、「っ」の発音の練習方法を紹介します。
以下の会話を見てください。
面接官:海外へ「行った」ことがありますか?
留学生A:はい、2年前、アメリカに「いた」ことがあります。
面接官:え?アメリカに住んでいたんですか?
留学生A:いいえ、旅行しただけです。
間違いがわかりましたか?
留学生Aさんは、アメリカへ「行った」と言ったつもりでしたが、「っ」の発音が入っていませんでした。そのため、面接官には「いた」(滞在していた、住んでいた)と聞こえてしまいました。
促音「っ」は、一つの拍に数えます。「行った」は3拍です。
手を3つたたきながら、「行った」と発音する練習が効果的です。
また、テニスボールのようなよく弾むボールを使う練習もあります。
床にボールが落ちた瞬間に「い」と発音し、ボールが手に戻ってきた瞬間に「た」と発音します。
自然に「いった」という発音を作ることができます。