こんにちは!ASIA Linkの小野(おの)です。
きのうは、日本財託様にて、外国人留学生のための就職セミナーを行いました。
日本財託さんは、不動産事業を行っている会社様なのですが、賃貸住宅を利用している方々の中には、外国人留学生もたくさんいます。
これまでも、そのような外国人留学生の方々へのサポートの一貫として、お正月の交流パーティや、日本語教室などを開催されてきたそうです。
ASIA Linkでは、今年に入ってから、毎月1回「就職セミナー」を担当させていただいています。
さて、きのうは8人の留学生が参加してくれました!
みなさん、本当に熱心に、目をキラキラさせて授業に参加してくださるので、いつも私も楽しくやらせていただいています。
今回のテーマは、「二次面接(部長面接)に合格する!~面接官の立場になってみよう~」。
5月のセミナーでは、「一次面接に合格する!~模擬面接~」を行ったので、今回はさらに深い企業理解と自己理解が必要になる二次面接の練習です。
企業が人材を採用しようとするとき、どのような人を求めているのか?そして面接では、どのような観点を見ているのか?
実際には、もちろん1社1社違いますが、今回は架空の自動車メーカーを設定し、その海外営業部長になったつもりで、「求める人物像」について深く考えました。
「営業部長」になった留学生たちは、真剣に「自社の社員に求められる要素はなにか?」「それを面接で確認するには、どのような質問がいいのか?」を話し合いました。
話し合った結果を各グループごとに発表してもらうと、
「海外営業職なので、異文化を理解し、どんな文化背景の人とでも深いコミュニケーションができる人がほしい」
「ストレスも多い仕事なので、学生時代のアルバイトやスポーツの経験などを聞いて、どのくらいストレス耐性があるかを確認したい」
「自社製品を理解し、顧客と交渉するには、頭の良さと勉強熱心さが必要。そこを面接で見極めたい」
と言った、部長目線でのレベルの高い判断基準が多く出ました。
留学生は、今回「部長」として面接官も行いますし、面接を受ける「留学生」の役割も行います(ロールプレイング)。みんな、部長目線での判断基準を発表しながら、「あ、こういうことが私たち留学生に求められているんだ」と実感した様子。
面接官の立場になることで、より一層、これから面接を受ける留学生としての自分の方向性に気づくこと。
これが、今回のセミナーのねらいです。
その後の模擬面接(ロールプレイング)では、部長役になったり、留学生役になったりと、立場を交換して面接を行いました。
面接後には、お互いにフィードバック。
活発な意見が交わされ、多くの気づきを得ていただいたようでした。
日本財託様でのASIA Linkのセミナーは、8月と9月はお休み。
次回は、10月からまた開催していく予定です。
参加してくださった留学生のみなさん、日本財託の方々、どうもありがとうございました!