ASIA Linkは本日創業12年となりました

みなさまこんにちは。ASIA Linkの小野です。

ASIA Linkは、本日、創業12年を迎えました。

起業を決意して準備を重ね、税務署に個人事業の開業届けを出しに行ったのが、12年前。
2011年10月11日でした。

この12年間で、多くの企業の方々との出会いがあり、そして1万人を超える留学生との出会いがありました。
12年前には、このような出会いが待っているとは、想像していませんでした。

皆さまからいただいたこれまでのご縁に、心から感謝申し上げます。

まだまだ未熟な部分がありますが、 続きを読む →

ヨシダ日本語学院で就職活動セミナーを実施させていただきました!

ヨシダ日本語学院

2023年9月14日、ヨシダ日本語学院(東京都新宿区西早稲田)で「日本語学校に通うため留学生のための就活セミナー」を実施いたしました。

弊社代表の小野が講師を担当し、登壇いたしました。さまざまな国籍の留学生のみなさん18名にご参加いただきましたので、今回はそのレポートをお送りします。 続きを読む →

面接で等身大の自分を見せることについて

こんにちは。ASIA Linkの小野です。

私たちASIA Linkでは、私を含めて3人のコンサルタントが日々留学生との就職面談を行っています。
面談スキル向上のため、先日3人で「面談勉強会」を行いました。

3人それぞれが、最近自分が担当した事例を持ち寄り、課題や改善について話し合いました。
私の事例は、ある理系大学の4年生の留学生Aさんとの面談でした。

このAさんとは今年の春に一度面談させていただいていましたが、機械工学が専門だが技術職には興味がなく、グローバルに活躍できる営業職を希望していました。それ自体はもちろん良いのですが、営業職であれば何でもよいと考えており、興味・意欲がある技術分野や製品はないとのことでした。
この状態だと 続きを読む →

留学生40万人受け入れに関する一考察

2023年3月17日に首相官邸の教育未来創造会議において、岸田文雄首相は「2033年までに外国人留学生を40万人受け入れ、日本人留学生を50万人送り出す」ことを策定に盛り込むことを発表しました。

本稿では、「留学生の受け入れ」と「就職」という観点から政策の変化をまとめました。

1.留学生40万人受け入れ(2023年)

岸田首相は、留学生を40万人受け入れるために必要なことを以下の3点にまとめています。
(1)有望な外国人留学生の受入れを進めるための環境整備
(2)在留資格に関する見直しや企業への就職円滑化と定着の促進
(3)国際化に取り組む大学の環境整備や外国人材への魅力的な教育環境整備
(数字は、便宜上こちらで振りました)

また、法務省に対しては、他の国との高度人材獲得の競争を見越して、特別高度人材制度及び特定活動における未来創造人材制度の創設をするといった話もあったそうです。

教育未来創造会議
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202303/17kyouikumirai.html
首相官邸 2023年3月17日

2023年3月17日の日本経済新聞によれば、 続きを読む →

外国人留学生対象 就職に関する日本語力アンケート調査 ~就職活動及び就労における日本語の苦労と、日本企業に求める配慮とは~

留学生対象 就職に関する日本語力アンケート調査
~就職活動及び就労における日本語の苦労と
日本企業に求める配慮とは~

2022年11月
株式会社ASIA Link

■はじめに(調査の背景・目的)

外国人留学生が日本での就職を考える時、壁の一つとなるのが「日本語力」です。3年前にASIA Linkが発表した留学生対象のアンケート調査結果でも、「これから就職活動をする上で、不安なことや心配なことは何ですか」という問いに対して、3人に1人が「日本語力」と回答しました(「就職活動に関する外国人留学生アンケート調査 ~不安・心配なことの第1位は「日本語力」~」(ASIA Link,2019)https://blog.asialink.jp/business/20191216/ )。彼らの日本語力に対する不安・心配は、就職活動における日本語力と、実際に日本企業で働き始めたあとの日本語力、両方を指しています。実際に、私たちASIA Linkが、日々留学生と就職面談を行う中でも、「面接のときにうまく日本語で答えることができなかった」という就活上の日本語の悩みのほかに、「営業職に興味があるが自分の日本語が通用するか不安だ」といった就職後の日本語への不安も多く聞かれます。
就職活動とその後の就労における、外国人留学生の日本語力の課題の実態を知り、そこに対する教育・支援や必要な配慮をしていくことは、日本社会における留学生の活躍にとって重要です。そこで本アンケート調査では、就職活動経験がある留学生、及び日本での就労経験がある元留学生を対象に、就職活動と就労の場面において彼らが日本語のどのような面で苦労し、どのような配慮を求めているかを調査しました。また、留学期間中に就職に必要な日本語力を伸ばすために、何が効果的だと思うかについても調査しました。
このアンケート調査が、留学生の日本語教育やキャリア教育、就職支援に携わる教職員の方々と、留学生を採用している、これから採用しようと考えている企業の方々に、 続きを読む →

【採用情報】コンサルタント募集のお知らせ(正社員)

★私たちは、こんな会社です★

ASIA Linkは、「世界に開かれ、世界とつながる社会をめざして」を企業理念に掲げ、世界をめざす日本の中堅・中小・ベンチャー企業と外国人留学生をつなぐ人材紹介事業を2012年1月より運営しています。
顧客企業は約200社、登録外国人は9,800人(2022年9月時点)。
最も得意とする分野はメーカーへの人材紹介で、海外営業職や技術職、将来の現地拠点幹部候補等で多くの外国人社員が活躍しています。
企業の経営を人材面から支援するという考えのもと、紹介して終わりではなく、企業との信頼関係を構築しながら長いお付き合いをしています。
創業者の小野も、ASIA Linkで働くコンサルタントも、元日本語教師です。留学生に日本での夢をかなえてほしい、との想いで、日々留学生に向き合っています。
留学生の気持ちを理解し、彼らの育成にも力を入れながら、企業・留学生双方が成長できるマッチングをめざしています。
私たちと一緒に働いてくれるメンバーを、募集します! 続きを読む →

外国人留学生と教職員の就職意識調査 ~企業と留学生が求める「仕事内容」にギャップあり。留学生がやりたい仕事、そして求人票に一番書いて欲しいこととは?~

外国人留学生と教職員の就職意識調査
~企業と留学生が求める「仕事内容」にギャップあり。留学生がやりたい仕事、そして求人票に一番書いて欲しいこととは?~

2021年10月
株式会社ASIA Link

はじめに ~アンケート調査の目的

外国人留学生専門の人材紹介会社 株式会社ASIA Link(本社:東京都小平市、代表取締役:小野朋江)は、この度外国人留学生と教職員を対象に、日本での就職に関する意識調査を行いました。
ASIA Linkでは、就職を希望する留学生と日々面談を行い、マッチする企業への紹介を行っているほか、留学生が在籍する大学・専門学校・日本語学校の教職員とも協力しながら、就職支援事業を行っています。このような活動の中で、留学生と教職員双方から、就職活動でネックになっている点や、仕事選び・企業選びの悩みなど、様々な声を聞いてきました。
このような声を収集・分析し、留学生を採用している・採用を検討している企業へも共有したいと考え、アンケート調査を実施しました。
このレポートでは、以下の3つの調査項目について、留学生・教職員へのアンケート結果の集計・分析を行いました。

【調査項目】
1.留学生・教職員が感じる、企業と留学生の認識・希望のギャップ
2.留学生が希望する企業と、教職員が留学生に勧めたい企業
3.企業の採用選考に対する、留学生・教職員からの要望

このレポートでは、ASIA Linkとしての視点を交えた解説もはさみながら、 続きを読む →

「社長LIVE2022」の内定者が決まり始めました!

こんにちは!ASIA Linkの小野です。

3月22日にZoomで開催した、企業経営者と外国人留学生の合同企業面談会「社長LIVE2022」から1か月半。

内定者が決まり始めました!

社長LIVEは、2014年から毎年3月に行っていますが、今年はコロナ感染防止対策として初めてオンライン(Zoom)で行いました。
いつもは東京都内の会場で、企業のみなさん・留学生のみなさん総勢100人以上が一同に集まり、ワイワイ賑やかな面談会を行っていましたが、今年は果たしてZoomでうまくできるのか?とスタッフみんなドキドキでした。

数か月前から 続きを読む →

外国人社員の退職・転職理由と職場定着に向けた工夫とは?(ASIA Linkレポート)

こんにちは!ASIA Linkの小野です。

私たちが、外国人留学生・外国人社員を採用したいという企業の方々と打合せをする時、「外国人はすぐに退職してしまわないだろうか?」というご相談を受けたり、「長く働いてくれる人を紹介してください」と言われることがあります。

確かに、日本人の離職理由と、外国人のそれとを比較すると、外国人のほうが離職につながる理由・要素が多く、結果的に外国人のほうが「定着」を阻害するリスクが高いというのは現実としてあります。

しかし、「外国人」=「定着しない」という図式で考えるのではなく、まずはどのような場合に離職につながることが多いのか、そのケースを客観的な事実として知ることが必要です。
そこから、「定着に向けて何をすべきか」という方策・アクションが見えてきます。

今回のレポートでは、外国人社員が退職・転職するきっかけとなる7つの理由を、具体的な事例とともにお伝えします。
外国人社員の採用をこれから進めていきたい、という企業関係者の方々の参考になりましたら幸いです。

外国人社員の退職・転職理由と職場定着に向けた工夫とは?(ASIA Link2021.04)

なお、 続きを読む →

留学生に活躍してもらうには? 人事・労務管理の留意点(ASIA Linkレポート)

ASIA Linkの小野です。

企業が外国人留学生の正社員採用を考えるとき、特に大きな壁となるのが、「果たして長く定着して活躍してくれるのだろうか?」という不安です。

もちろん日本人学生でも、3年以内離職率は3割強ですので、新卒の3人に1人は3年以内に離職している訳ですが(※厚生労働省:新規学卒就職者の離職状況(平成29年3月卒業者)参照)、「外国人」=「ジョブホッピングをする」(短期間に転職を繰り返して技能や賃金の向上をめざす働き方)というマイナスイメージを持っている方は多いと思います。

確かに、日本人学生の離職理由と、外国人留学生のそれとを比較すると、外国人留学生のほうが離職につながる理由・要素が多く、結果的に外国人留学生のほうが「定着」を阻害するリスクが高いというのは現実としてあります(留学生の離職理由については、後日ASIA LinkレポートとしてUP予定です)。

しかし、私たちASIA Linkがこれまでに見聞きしてきたり、ご相談を受けたりしてきた、外国人社員の様々な離職事例を見ていくと、受入れ企業側の体制や考え方にあと少しの工夫があれば離職にはつながらなかっただろう、というケースがとても多いことがわかります。
また、日本人社員の定着が良い企業は外国人社員の定着も良く、その逆もまたしかりである、という事実も見えてきます。

今回のレポートでは、せっかく採用した優秀な留学生に、長く定着してもらい、実力を発揮して元気に活躍してもらうために、企業側が留意すべき点について、簡単にまとめました。
留学生の採用をこれから進めていきたい、という企業関係者の方々の参考になりましたら幸いです。
また、日本人社員が働きやすい会社は、外国人社員にとっても働きやすい、という観点からも、何かしらの気づきがあるのではないかと思います。

留学生に活躍してもらうには?人事・労務管理の留意点(ASIA Link2021.02)

なお、 続きを読む →