【外国人留学生の本音】日本の就職活動は大変だが、自分の成長を確実に感じる毎日です

<東京外国語大学大学院2年・中国・女性・Sさん>
日本の就職活動は母国より遥かに大変だと思います。
書類選考から面接まで、いくつもの難関を通過しなければなりません。そして、落ちたらその前の努力が「ゼロ」になります。また書類選考からのスタートです。本当に残酷な競争だと思います。
でも、面白いです。

一歩一歩が、まるでゲームの通関みたいなプロセスだと思います。「書類選考を通過した!よし!次に行こう!」みたいな気持ちで、毎日わくわくしています。つらいことももちろんいっぱいありますが、いい結果を頂くときのうれしさも、大きいだろうと思います。
3月から就職活動を始めて今日まで、まだまだいい結果の兆しが見えないですが、自分の成長を確実に感じる毎日です。


★ASIA Link小野から一言

日本の新卒の就職活動は、いつから今のような形になったのでしょうか。
就活の「解禁日」に一斉に就活を始め、いくつもの企業にエントリーして、説明会へ足を運び、何枚ものエントリーシートを書き、真っ黒なリクルートスーツに身を固めて面接に挑む。
面接だけではなく、適性テストの準備もしたり、グループディスカッション選考にも備えてノウハウを学ぶセミナーにも参加。
このような就活をしながら、大学の授業や卒論、生活費を稼ぐためのアルバイトもこなさなければなりません。 続きを読む →

創業8年目に入りました

今年も残すところ2週間。

日々のあまりの忙しさに、ちょっと立ち止まって考えたり、これまでの歩みやこれからの方向性をじっくり見つめる時間もとれないまま、怒涛の毎日に追われて仕事をしていました。

あれ?っと思ったら師走になっており、今年の創業記念日も過ぎてしまいましたが、遅ればせながら、今年の10月11日に創業丸7年を迎えることができました。
創業から今日まで、本当に数えきれないくらいたくさんの方々に助けていただき、ご縁をいただき、ここまで来たんだなあと、しみじみと感謝の気持ちを味わっています。

これまで何度か、「もうダメかも!」と思うような危機がありましたが、
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第2回「教職員のための外国人留学生就職支援研修会」レポート

1.開催のいきさつ

外国人留学生が日本で就職しようとするとき、彼らを様々な角度から応援できるのが、「教員」「キャリアセンター等の学校職員」「就職支援機関(ハローワーク等の公的機関や、民間の職業紹介企業)」です。

かねてより、この3者がもっと互いの情報や経験・知見を共有すれば、留学生により役立つ指導・支援ができるのではないか、と考えていました。
実際に、私たちが仕事をする中で、キャリアセンターの職員や日本語教師の方々、日本語学校の校長先生たちと接する機会が多いのですが、
「同じ大学なのに、職員と教員の距離が遠いのが悩み」
「他の学校はどういう取り組みをしているのか知りたい」
「企業側の採用意図がわからないので、留学生の面接指導が手探り」
と言った悩みを聞いていました。

また、私たちのオフィスに就職相談に来る留学生の方々からは、 続きを読む →

【外国人留学生の本音】「本音」と「建前」の両面性は、気持ちが伝わりにくい

<東京経済大学4年・中国・女性・Cさん>
日本の企業ではいろいろなすぐれているところがあります。
例えば、職場でみんなまじめに働くこと、細かいことでも重視することなど、素晴らしいです。
しかし、外国人留学生にとって、一番心配なのは職場の人間関係です。
本音と建前という両面性を持っている日本人は、表面的にすごく優しいですが、本当の心の中が私たちにはよく見えません。そのため、国籍を超えて同じ目標・方向に進むことがなかなか難しいと感じます。
私たち外国人が、「本当に一緒に頑張りたい」「ともに成長したい」という気持ちを持っていても、日本人も同じ気持ちなのかどうかが、私たち外国人に伝わりにくいと感じています。

★ASIA Link小野から一言
日本人にとっても、人間関係構築の上で頭を悩ませることの多い、「本音と建前」の文化。
これをうまく使いこなせないと、「空気読めないヤツ」ということになりかねません。 続きを読む →

【外国人留学生の本音】就職試験は、英語で行ったほうがいい

<東京大学大学院2年・タイ・女性・Kさん>
日本企業の就職試験(SPIなど)は、日本人は合格できると思いますが、外国人を積極的に採用したいなら英語でも行ったほうがいいと思います。
日本語能力試験N1を持っていたとしても、日本語がネイティブではない留学生にとっては、どうしても不利です。
英語で受けられるようにしたほうが、外国人の実際のスキルが分かると思います。

★ASIA Link小野から一言
大手企業を中心に、SPIなどの適性検査が採用選考の初期段階で行われています。
基礎学力や論理的思考力を測る上で、一つの判断材料になるものだとは思いますが、留学生はこの適性検査に毎回苦しめられます。
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大学と日本語学校で留学生のための就職セミナーを行いました!

こんにちは!ASIA Linkの小野です。

12月に入り、メンバー一同、企業訪問や留学生面談に追われる日々。
気付けば、街はすっかりクリスマスで、今年も残すところ3週間ですね。

先週は、3つの大学・日本語学校で、外国人留学生のための就職セミナーを行わせていただきました。

◆12月5日(火)武蔵野美術大学
三代先生の「日本事情」の授業で、毎年この時期に行わせていただいています。
1年生~3年生まで、15人ほどの留学生が受講しました。
武蔵野美術大学の留学生は、どのような企業・職種で活躍の可能性があるのか、企業は留学生に何を求め、何を期待しているのか。
これを、実際に留学生を採用している企業の事例を交えながら説明しました。
そのあと、「企業視点」を持って面接に臨むコツについて、お伝えしました。
後半は、先輩留学生へのインタビューということで、韓国人留学生で武蔵野美術大学4年生の朴さんが登場。
朴さんは、ASIA Linkの就活ゼミや社長LIVEに参加し、最終的にグローバルな自動車部品メーカーのプロダクトデザイナーとして内定が決まった留学生です。
小野からのインタビュー形式で、就職活動の経験談や、後輩たちへのアドバイスを語っていただきました。
三代先生によると、昨年この授業に参加した留学生は、ほとんどが内定を 続きを読む →

第1回「教職員のための外国人留学生就職支援研修会」レポート

1.開催のいきさつ

外国人留学生が日本で就職しようとするとき、彼らを様々な角度から応援できるのが、「教員」「キャリアセンター等の学校職員」「就職支援機関(ハローワーク等の公的機関や、民間の職業紹介企業)」です。

かねてより、この3者がもっと互いの情報や経験・知見を共有すれば、留学生により役立つ指導・支援ができるのではないか、と考えていました。
実際に、私たちが仕事をする中で、キャリアセンターの職員や日本語教師の方々、日本語学校の校長先生たちと接する機会が多いのですが、
「同じ大学なのに、職員と教員の距離が遠いのが悩み」
「他の学校はどういう取り組みをしているのか知りたい」
「企業側の採用意図がわからないので、留学生の面接指導が手探り」
と言った悩みを聞いていました。

また、私たちのオフィスに就職相談に来る留学生の方々からは、 続きを読む →

雑誌「戦略経営者」2017年10月号に掲載いただきました

こんにちは!ASIA Linkの小野です。

先日、「戦略経営者」という、中堅・中小企業経営者向けの情報誌の記者さんが、取材に来てくださいました。
以前ASIA Linkが掲載された、日本経済新聞の記事を見て、ご連絡をくださったのです。

この情報誌は、財務会計システムの専門企業である株式会社TKCが、毎月クライアント企業さんへ向けて発行している情報誌で、一般販売もしているそうです。毎月14万部 続きを読む →

秋~冬シーズンに向け始動です!

こんにちは!ASIA Linkの小野です。

9月に入って一週間がたちました。
早くもエンジン全開で、ブログの更新ができませんでしたが、ASIA Linkスタッフ一同、元気に活動中です。

昨年の9月に株式会社にしてから、1年。
おかげ様で無事に1期を終えることができ、9月1日から2期目に入りました。
先週の土曜日は、スタッフみんなで、1期の打ち上げも行いました♪

2期目に入った今年は、 続きを読む →

夏休み終わり、企業訪問!

こんにちは!ASIA Linkの小野です。

一週間の夏休みを終えて、24日から仕事に戻りました。
この一週間は、伊豆の海で、そして山梨のホテルのプールで、年甲斐もなく真っ黒に日焼けしていまい。
シミが増えないか心配です(汗)。

さて、夏休み明けはたまった仕事が待っており。

社内の会議、留学生の面談、企業訪問、 続きを読む →